車買取・処分の手続き完全ガイド

車は所有しているだけで、駐車場代などの維持費がかかるため、あまり使っていないようであれば引越しの機会に買取してもらうのも選択肢のひとつです。

ここでは車を買取してもらう手順を解説します。

車を買取してもらうまでの流れ

  1. 一括査定サイトに申し込み
  2. 一括査定の結果を比較
  3. 訪問査定の予約
  4. 訪問査定の結果を比較
  5. 車買取業者の決定
  6. 必要書類を提出
  7. 車買取額の受け取り

一括査定サイトに申し込み

まずは引越しと同じように査定してもらう車の情報を入力するだけで、一度に複数の車買取業者に無料で一括査定を依頼できる一括査定サイトに申し込みましょう。

一括査定サイトの結果を比較

一括査定サイトに申し込むと、各車買取業者の査定結果が、そのサイト上で閲覧できたり、個別にメールで届きます。

査定結果が出揃って、自分の車の相場を知ることが最初のステップです。

訪問査定の予約

一括査定の結果をもとに訪問査定してもらう業者を絞り込みます。

訪問査定の前にしておく準備

査定額は第一印象が大きく影響するため、少しでも高く買取してもらうために最後のメンテナンスをしましょう。

今から手放すクルマなので面倒だとは思いますが、準備を怠ることで査定が減額されてしまうこともあるので、手間を惜しむと損することになってしまいます。

洗車

しっかり水洗いをして全体の汚れを落とし、車体だけでなくタイヤやエンジン周りまで洗っておけば、大切に乗っていた印象を与えられます。

ワックスがけ

ボンネットなどの目にとまるところを中心にワックスがけをしておきましょう。
気温が高いときにワックスをかけるとふき取りが大変なので、日が落ちてすずしくなってからはじめるとよいでしょう。

掃除

洗車場の掃除機やマット洗い機を利用して、シートやマットなどを隅々まで掃除しておきましょう。
タバコのにおいも消臭剤でしっかり消しておき、窓にステッカーなどを貼っている場合は忘れずにはがし、窓は車内からもよく拭いておきましょう。
掃除が終わったらトランクの中の荷物はもちろん、ダッシュボードの中からも余計なものはすべて出しておきましょう。

キズの手入れ

大きなキズやヘコミは、修理代のほうが高くつくことが多いので、そのままにしておいた方がよいでしょう。
軽いキズやサビであればコンパウンド(研磨剤)入りのワックスで磨けば、ほとんど目立たなくなります。
右ハンドル車の場合に死角になるボディの左前やドアのカギ穴付近に傷をつくることが多いため、きれいに磨いておきましょう。

整備

消耗品などの交換は査定額に影響しないことが多いため、オイル交換などをする必要はありません。
ただし、整備手帳は準備しておき、大切に整備や点検をしてきたことをアピールしましょう。

4.訪問査定の結果を比較

査定時の交渉テクニック

査定のときは交渉の主導権を握ることが重要です。
いくつかのポイントに注意して、交渉を進めていくようにしましょう。

希望金額を言わない

査定時に買取希望額を聞かれることが多いですが、正直に答えてしまうとその金額よりも高い金額を提示されることはまずないので、希望額は教えないようにしましょう。
希望額を言わないことで業者の出方を見ることができ、提示してきた金額を相場と比べることで、優良業者かどうかの判断材料になります。

オプションは除いて考える

カーナビ、サンルーフ、アルミホイール、オーディオ、ETCなどのオプションは査定にあまり反映されないことが多いため、まずはオプションを外した場合の価格を算出してもらい、その後でオプションをつけたままだとどれぐらい金額がアップするのか聞いてみましょう。
オプションがあってもなくても査定額がほとんど変わらない場合、オプションだけ取り外してネットオークションやパーツ専門店で売却することもできます。
最初にオプションを含めた料金で査定してもらうと、外す場合は減額されてしまいます。

事故歴は正直に申告する

事故と呼べないほどの細かい傷は、言わなくても査定してもらえますが、事故による修復歴を隠して売却しようとするのはやめておきましょう。
ほとんどの場合、修復歴はすぐに見つかってしまいますし、その場はバレなかったとしても後日発覚した場合に違約金を請求されることもあります。
見抜かれてしまうと悪い印象を与えてしまい、減額の対象になるため、後で困ることのないように正直に告知しておきましょう。

社外パーツの売却方法

パーツはいくら購入価格が高くても査定額に反映されないことが多いのですが、パーツだけ専門のショップに買い取ってもらう手段もあります。

工賃を差し引いても得する場合があるので、試しに持ち込んでみてはいかがでしょうか。

オーディオ

人気ブランドのオーディオやメーカー純正のオーディオ以外は、いくら新しくても査定額に反映されないことがほとんどです。
パーツ専門店に買い取ってもらうか、新たに購入するクルマがあれば、付け替えるのがおすすめです。

カーナビ

新しいものであれば十分高額な査定が期待でき、脱着工事に高額の費用がかかってしまうので、そのまま車買取業者に買い取ってもらうのがおすすめです。
新たにクルマを購入する場合、そのクルマに付け替えることも検討してみましょう。

アルミホイール

アルミホイールは人気が高いので、派手だったり状態の悪いものでなければ、そのまま車買取業者に買い取ってもらっても十分に査定アップが期待できます。
高額査定にならなかったからといって、パーツ専門店に持ち込んでもそれほど金額が変わらないことが多いようです。

マフラー

車検に対応していないマフラーは、逆にマイナス査定になりかねないので、しっかり純正品も用意しておきましょう。
劣化の早いパーツなので、パーツ専門店でも高額の買取は難しいようです。

ダウンサス・車高調

足回りの改造はもとに戻すのが非常に大変で、高額な工賃が発生してしまうので、査定アップにはつながらないことが多いようです。
純正パーツがあれば必ず用意しておきましょう。

車買取業者の決定

より高額に買取してもらうに越したことはありませんが、こだわりがなければ大手の業者に買取してもらうほうが、その後の手続きがスムーズです。

必要書類を提出

査定時に必要な書類

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書

「車検証」と「自賠責保険証書」さえあれば査定してもらえます。
両方ともダッシュボードの中に入っていることが多いため、事前に確認しておきましょう。
また、必ずしも用意しておく必要はありませんが、「印鑑登録証明書」や「納税証明書」などの売却に必要な書類一式が査定時にそろっていれば、売却までの流れがスムーズになり、査定士からの印象もよくなります。

売却時に必要な書類

  • 車検証
  • 自賠責保険証書
  • 納税証明書
  • 実印
  • 印鑑登録証明書(2~3通)
  • 譲渡証明書(※業者が用意)
  • 委任状(※業者が用意)

クルマを売却するためには、「車検証」「自賠責保険証書」「納税証明書」「印鑑登録証明書2~3通」に加え、書類に押印するための「実印」が必要です。
結婚して姓が変わった場合や、引越し後に住所変更をしていない場合は、「戸籍謄本」や「住民票」が必要になることもあるため、該当する場合は業者に確認しておきましょう。

車買取額の受け取り

必要書類の提出が完了したら、指定した銀行口座に買取額が振り込まれるのを待ちます。
ローンが残っている場合は、残債を処理した差額が支払われます。

ローンが途中の場合

ローンの返済が終わっていないクルマを買い取ってもらうためには、以下のような手続きが必要です。
査定額がローンの残債を上まわればローンを完済でき、下まわった場合でも「ローンの組み換え」などが可能なので、一度査定してもらってからどうするか検討しましょう。

名義を確認する

ローンで購入したクルマは、所有者の名義がディーラーや信販会社になっている場合があるので、売却するためには「所有権解除」の手続きをして自分名義に戻す必要があります。
名義人は車検証に記載してあるので、確認してみましょう。

所有権解除の手続きをする

クルマを自分名義に戻して売却する場合、購入したディーラーなどに依頼して名義を変更します。
必要書類を用意すれば手続きを代行してくれることもあるため、必要なものをディーラーに聞いてみましょう。

残債の処理

買い取ってもらうクルマの査定額がローン残債を上まわるか、下まわるかによって処理が異なります。
買取業者がローンの組み換えを代行してくれる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

<査定額が残債を上まわった場合>

査定額がローンの残債を上まわれば、ローンを完済することができ、残った差額があなたに支払われます。

<査定額が残債を下まわった場合>

査定額がローンの残債を下まわった場合、買取額をローンの返済にあてて、足りない分を支払うためにローンを組み替えて完済することになります。