引越し準備

引っ越し見積もりの手順と交渉テクニック

ソファの上のパソコンを操作する1歳児

引っ越し先の住所と引っ越し希望日が決まったら、引っ越し業者に見積もり依頼し、引っ越し日を確定しましょう。

引っ越し日が、荷造りや諸手続きなど準備の起点になります。

引っ越しは買い物とちがい、定価があってないようなものなので、見積もりの手順や交渉テクニックを知っておきましょう。

一括見積もりサイトで引っ越し業者の候補をしぼる

引っ越し先の住所・引っ越し希望日・荷物の量が決まっていれば、一括見積もりサイトを利用できます。

一括見積もりサイトは、同時に10社前後の業者に概算見積もりを依頼でき、各社の見積もり結果をサイト上やメールで比較できるサービスです。
概算見積もりの結果は、1・2日で出そろいます。

たくさんの業者に訪問見積もりを依頼するのは意外と疲れるので、一括見積もりサイトで料金やサービス内容を比較し、大手の業者から1~2社、中小の業者から1~2社、あわせて3〜4社に候補をしぼるのがよいでしょう。

過去に利用したことがある引っ越し業者は、リピート割引が適用される場合があるため、候補に含めておくのがおすすめです。

訪問見積もりの予約をする

電話ボックスで電話をかける1歳児電話ボックスで電話をかける1歳児

候補の引っ越し業者をしぼりこんだら、訪問見積もりの予約をします。

インターネットで見積もりを完結できる業者もありますが、後々のトラブルを未然に防ぐため、営業マンに訪問見積もりしてもらうのが安心です。

インターネットの情報だけだと、余裕をもって高い料金を提示されたり、あとで追加料金を請求されることがあり、実際の荷物の量や荷物を運ぶ経路を確認することで、正確に見積もりしてもらえます。

訪問見積もりは、電話やインターネットから予約でき、1週間〜10日前に予約しておくと、希望日に来てもらえる可能性が高いです。

土曜・日曜に訪問を希望する場合、混み合うので早めに予約が必要です。

引っ越し希望日の直前に見積もりを依頼すると、足元を見られてしまうため、引っ越し希望日の1カ月前を目安に訪問見積もりしてもらいましょう。

複数社に訪問見積もりを依頼する場合、訪問見積もりのために丸1日空けておき、同じ日に訪問見積もりを集中させると、料金やサービス内容を比較しやすく、おすすめです。

訪問見積もりの交渉テクニック

床の上のこども銀行のおかねを拾う1歳児こども銀行のおかねを拾う1歳児

訪問見積もりの際、この場で契約すると、更に値引きすると言われる場合があります。

引っ越し業者は、何段階か割引を用意していることが多いので、あわてて契約しないようにしましょう。

内金を払ってしまうと、万が一、キャンセルする場合にキャンセルがしづらくなるため、注意が必要です。

すべての業者の訪問見積もりが終わったら、料金以外の作業内容・アフターサービス・営業マンの対応などを比較し、料金はさておき、最も依頼したいと思う業者に対し、最も安価な業者の料金を引き合いに交渉するのがおすすめです。

引っ越し料金は、割引率に惑わされず、総額で比較するのが検討のコツ。
業者によって空き状況がちがうので、業者ごとに曜日や時間など最安値の条件を聞くと比較しやすくなります。

また、業者によりサービス範囲が異なる場合があるので、見積もり書を細部までじっくり確認し、有償サービスと無償サービスの範囲を業者ごとに把握しましょう。

依頼する業者の見積もり書やパンフレットは、荷物が紛失したり壊れてしまうトラブルに備えて一式すべて保管し、営業マンの連絡先を控えておきましょう。

慎重に検討することは重要ですが、悩みすぎてギリギリまで業者が決まらないと「車輌の売り切れ(空いているトラックがない状態)」が発生し、希望の日に引っ越しできなくなってしまう可能性があります。

遅くとも、引っ越し2週間前には依頼する業者を決定し、契約を済ませましょう。