住民票の引っ越し手続きは、引っ越しすると、原則誰もが必要です。
同一市区町村内で引っ越す場合、転居届を提出します。
別の市区町村に引っ越す場合、旧居の役所に転出届を提出して転出証明証をもらい、新居の役所に転入届と転出証明書を提出。2カ所で手続きが必要です。
結婚して世帯が合併したり、離婚して世帯が分離した場合、世帯変更届を提出しなければなりません。
手続きの期限は、引っ越し後、14日以内。
遅れると、5万円以下の過料を請求される場合があるので、忘れずに済ませましょう。
住民票の異動届を提出する場所
住民票を異動する転居届・転出届・転入届は、いずれも市役所・区役所の戸籍住民課住民異動係や地域センターで手続きできます。
転居届・転入届は、窓口に足を運ぶ必要があり、インターネット・電話での手続きはできません。
転出届は、郵送で提出できる役所があります。
転出届出書と本人確認書類のコピーを同封して送ると、転出証明書が返送されます。
受付時間は市役所・区役所・地域センターによって異なるので、延長窓口・日曜開庁の有無を確認してから向かうのがよいでしょう。
月曜日や金曜日など、休日前後は混雑するため、可能なら避けるほうが無難です。
印鑑登録・国民健康保険・国民年金など、市役所・区役所の引っ越し手続きを一度にまとめて済ませると効率的なので、自分の世帯に必要な手続きを確認し、各手続きに必要な書類をまとめて準備しましょう。
住民票の異動届提出に必要な書類
転居届の提出には「本人確認書類」と「マイナンバーカードもしくは通知カード」、「住民基本台帳(持っている場合)」が必要です。
同居している家族の住民票をまとめて異動できるので、配偶者やお子様の必要書類も準備して、家族で訪れるのがよいでしょう。
転入届は、上記の書類に加え、転出届を提出するともらえる「転出証明書」が必要です。
転出届は、本人確認書類だけ持参すると手続きできます。
本人確認書類は、運転免許証やパスポートなど、官公庁が発行した顔写真付きの証明書1点か、保険証など顔写真なしの証明書2点です。
住民票の引っ越し手続きにかかる料金
住民票の引っ越し手続きをする転居届・転出届・転入届の提出に料金はかからず、手数料は無料です。
ただし、転出届を郵送する場合、切手代がかかります。
住民票の異動手続きが完了すると、住民票の写しを1通300円で請求できます。
住民票の写しは、コンビニで取得すると手数料が安くなり、1通200円で請求できます。