引っ越しをしたら、年賀状のやりとりをしている人や、携帯電話のアドレス帳に載っている人に引っ越しはがきを送りましょう。
引っ越し後は荷ほどきや手続きでバタバタしますが、1〜2カ月以内に送りたいところです。
年末に近い場合、すこし失礼ですが、年賀状に引っ越しの挨拶を書き加えると、効率的で手間がかかりません。
旧住所に年賀状が送られてしまっても、郵便物の引っ越し転送手続きをしておくと新住所に転送され、固定電話の転送アナウンス手続きもしておくと万全です。
郵便局のe転居で引っ越しはがきを送る
日本郵便が、e転居はがきという引っ越しはがき作成・配送サービスを提供していて、郵便局まで行かなくてもパソコンやスマートフォンから申し込めます。
印刷代とはがき代だけで引っ越しはがきを配達してもらえる、便利なサービスです。
引っ越しはがきのテンプレートを選ぶ
e転居は、転居・転勤・あいさつ状など100種類以上テンプレートを備え、シンプルなものから、写真をアップロードできるタイプ、四季折々のイラストが描かれたデザインまで、引っ越しはがきを送る相手にあわせてテンプレートを選べます。
テンプレートを選んだら、切手不要の郵便はがきか私製はがきか、510円の宅配かポストに投かんするか、あて名を印刷するかしないか、オプションを細かく選択でき、かゆいところに手が届きます。
切手不要の郵便はがきを、あて名印刷してもらうのが、最も手間が少ない方法です。
例文を利用して引っ越しはがきの文面を入力
テンプレートとオプションを選択したら、引っ越しはがきに印字する文面を入力します。
テンプレートだけでなく文例集も豊富で、プライベート用やビジネス用、結婚・出産の際など、あらゆるシーンの文例を準備しています。
家族全員の名前と、引っ越し先の住所・電話番号など必要事項を記載した上で、例文を編集して自分なりのオリジナルメッセージにしていくのがよいでしょう。
親しい友人だけでなく会社の上司や親せきにまとめて送る場合、ウケをねらった奇抜なものより、以下のような一般的な挨拶文のほうが無難です。
転居のお知らせ
拝啓 ○○の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、このたび、私宅左記の住所へ転居いたしましたのでお知らせいたします。
お近くへお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
敬具
平成 年 月
e転居は、文面のフォントタイプやフォントサイズまで自由に選択できるので、自分らしいフォントを選ぶと、よりオリジナリティがきわだちます。
例文を編集して、差出人の名前や住所を入力したら、最後に宛先を1件ずつ登録します。
CSVによる一括アップロードはできないので、送る件数によって時間がかかることを覚悟して作成しはじめましょう。
無料の引っ越しはがき
メールで送れる無料のグリーティングサービスがあり、はがき代や切手代を節約しながら、自分なりのアレンジでオリジナル引っ越しはがきを作成できます。
送る相手は親しい友人や家族に限られますが、参考までにのぞいてみるのもよいでしょう。
代表的な無料グリーティングサービスとして、キヤノン株式会社のキヤノンクリエイティブパークがあります。