引っ越しの際、しておいたほうがいい手続きは無数にありますが、しなければならない手続きは、それほど多くありません。
必ず行う最低限の手続きをリスト化し、手続きのスケジュールを計画して、もれなく対応しましょう。
ライフラインの手続き
電気・ガス・水道をはじめとするライフラインの手続きは、ほとんどインターネットで完結できます。
手続きの際、領収書に記載の「お客さま番号」と「引っ越し先の住所」と「引っ越し日」が必要なので、手元に準備して手続きをはじめましょう。
手続きの期限は、手続きによって異なりますが、引っ越し当日まで1カ月以内になっていれば、いずれも手続きが可能です。
同じような内容を繰り返し入力することになるため、まとめて手続きすると効率的です。
- ライフラインの引っ越し手続き一覧
- ガスの手続き:引っ越し前日まで
- 電気の手続き:引っ越しの2営業日前まで
- 水道の手続き:引っ越しの3~4日前まで
- 固定電話の手続き:引っ越しの2週間前まで
- インターネット接続サービスの手続き:引っ越しの3週間前まで
郵便の手続き
郵便物の転送手続きをしてから転送開始まで3〜7営業日かかるため、引っ越しの2週間前までに最寄りの郵便局に転居届を提出しましょう。
旧居宛ての郵便物を、1年間無料で引っ越し先に転送してもらえます。
行政の手続き
引っ越しの際、市役所・区役所で複数の手続きが必要です。
引っ越し後、14日以内に市役所・区役所の引っ越し手続きを完了する必要があるため、窓口の受付時間を確認し、まとめて手続きを済ませましょう。
手続きにあたり、マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなど本人確認書類と印鑑が必要です。
手続きにより必要書類が異なるため、自分が役所で行う手続きと、各手続きに必要な書類を一覧化しておくのがよいでしょう。
引っ越しにより市区町村が変わる場合、引っ越し前と引っ越し先、2カ所の市・区役所で手続きが必要です。
遠方に引っ越す場合、注意しましょう。
金融機関の手続き
銀行口座やクレジットカードなど金融機関の引っ越し手続きは、急いで行わなくても、すぐに問題が発生することは稀です。
ただし、キャッシュカードやクレジットカードが入っている簡易書留は、郵便局で転送手続きしても転送されないので、使用期限が近づいている場合、注意が必要です。
銀行は、インターネットバンキング・郵送・窓口で住所変更手続きを行えます。
ビザカード・マスターカード・アメックス・JCBなど代表的なクレジットカードは、インターネットで住所変更手続きが可能です。
- 金融機関の引っ越し手続き一覧
- 銀行口座
- クレジットカード
- 各種保険
証明書の手続き
運転免許証の引っ越し手続きは、警察署か運転免許更新センターか運転免許試験場で行えます。
パスポートの住所変更手続きは、原則必要ありませんが、結婚や離婚を伴う引っ越しで、本籍地が変わる場合、手続きが必要です。
パスポートセンターで手続きが可能で、東京都の場合、新宿の都庁都民広場B1F、有楽町の東京交通会館2F、池袋サンシャインシティのワールドインポートマートビル5F、ルミネ立川9F、4カ所にパスポートセンターがあります。
- 証明書の引っ越し手続き一覧
- 運転免許証
- パスポート